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胡桃(くるみ)とその加工品

生活

クルミは漢字表記すると「胡桃」です。これには「胡(えびす)の桃(もも)」という意味です。「胡(えびす)」は中国の北方や西方にいた異民族を指す言葉、「桃」は、クルミの形状が桃の種に似ていることからつけられた漢字と言われています。

日本国内では「オニグルミ」と「ヒメグルミ」という品種が代表的ですが、生産量が最も多いのは「信濃クルミ」のようですね。簡単にクルミの種類をご紹介します。

ペルシャグルミ
イランを原産地とし歴史も古く、多くの食用クルミの原種になっています。ペルシャグルミは殻が薄く割りやすく、実の部分が大きいのが特徴で食用に適しています。

テウチグルミ
中国を原産地とするペルシャグルミの変種で別名カシグルミとも言います。テウチグルミは漢字で「手打胡桃」と書きますが、その由来は手(手打)で簡単に割れることから来ています。東北地方や長野県で多く生産されています。

信濃クルミ
信濃クルミはその殆どは長野県東御市で開発されています。信濃クルミは人気の高いクルミですが、生産量がそれほど多くないため時期によっては入手が困難となります。

オニグルミ
九州から北海道まで広く分布しています。一般に日本で見られる野生のクルミの多くはオニグルミと思われます。特徴は硬くゴツゴツした殻でハンマーなどを使わないと割れないくらい堅く厚みもあります。

ヒメグルミ
ヒメグルミは日本に自生しているクルミで北海道から九州まで広く分布しています。割ると断面がハートの形をしているところからヒメグルミ(姫胡桃)と名付けられました。

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これらのクルミたちですが、近年の研究では、脳を活性化させる働きがあることが確認されています。また記憶力や集中力の向上、認知症の予防効果が期待されています。

なんと縁起の良い素晴らしい内容ですね。そこで、この縁起の良いクルミをいつも肌身離さずもっていれるよう加工品として「根付」を作成してみました。

使用するのは、姿かたちの可愛い、そして加工しやすい「ヒメグルミ」です。


●まずはクルミの穴あけ作業です。比較的、殻が柔らかいですがさすがクルミ。均等に穴あけは難しいです。端の方から全体に丁寧に穴をあけを行います。この作業で2割程度失敗します。(汗



●小さな穴から、クルミの殻の中身を、きれいに取り除きます。目視出来ないので、手に伝わる振動で判断しきれいに取り除く根気のいる作業となります。


●穴を少しずつ大きくし、ヤスリで滑らかに形成していきます。いろんな大きさに変化させたり、全面の透かし彫りや、片面だけの透かし彫り、穴の1個だけをハート型にしたり、いろいろです。穴の一つひとつを丁寧に加工します。この過程で1割程度失敗します。(汗


●クルミオイルにつけで磨き作業となります。クルミの削り粉を使ってみましたが、良い艶はでませんでした。クルミオイルを使うことで衛生的で耐久性向上、防腐効果もあります。そして時間をかけて乾燥させれば透かし彫りの本体の出来上がり。


●革ひも等で装飾をおこないます。クルミの穴に通すため、1~1.5mmの細い革ひもを使います。編み込みをしたり、装飾を追加したり、革の色を変えたりして、たった一つの作品が出来上がります。この最後の装飾でイメージも変化し、手間暇が格段に必要になります。

クルミの花言葉は「知性」「戦略」「あなたはすぐれた能力を持っている」です。
毎日のお仕事で頑張っているみなさん、ぜひ、お手持ちのカバンなどにお供させてみてはいかがでしょうか。きっと・きっと良いことがありますように、、、そんな思いで、1つひとつ丁寧に作っています。少しづつ製作しておりますので、仕上がりましたら順にご紹介していきたいと考えております。たまには失敗しますが、それも手作り作業の証ということで、、、(笑

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いままで、いくつもの透かし彫り等を作ってきましたが、これからも少しずつ作成して、町内のフリマなどに出品できればいいなぁ、と考えております。真心こめて作るので1個作るのに頑張っても1週間くらいかかりますので、費用対効果は望めないですね。(笑

ちなみに、オニクルミでつくると・・・写真のようなまんまるのカタチとなります。